すでに何度も報じられているように10月1日から
東京、沖縄でも暴力団排除条例が施行されました。


しかし、ことAV業界においてはほとんど影響のない話のようです。

AV業界にはほとんど暴力団の影が無いらしいのです。

意外な感じがしますよね。

SEX産業=暴力団とは切っても切れない関係のようなイメージ
を持つのは私だけではないでしょう。



なぜ暴力団がAV業界にツケ入るスキがないのか?

理由は簡単で警察の力。


警察はAVを非合法化せずに

ビデ倫などの審査団体との友和的関係に配慮しました。


よってAVは非合法化されることから免れて合法的商売の地位を獲得し

暴力団の資金源になることがなかったのです。


元々アダルトビデオは暴力団、またはそのフロント企業が
企業運営していたわけではなく、
前身は皆ビニ本屋をやっていた人たちでした。


初期のAV会社の九鬼、VIP、宇宙企画、クリスタル映像などが
そうです。



そのことを警察当局もその事は十分に察知していました。


また警察当局からはことあるごとに

暴力団との関係を一切結ばないように、
との警告を受けました。

もし暴力団の資金源になるような事があれば

あらゆる法律を駆使してAV業界を壊滅に追い込む、
と脅されたのです。

当局が本気になればAV業界を撲滅させることなど簡単でした。


例えばAV女優の供給源であるプロダクションやスカウトマンを

職安法違反で摘発すればすみます。

AV女優のプロダクションは労働者派遣法による

プロダクション経営の認可を取っていないところがほとんどです。

プロダクションの認可を取るのには

色々と面倒な手続きや芸能界での実績が必要となるために

簡単にはその認可を手にすることができないのです。

許可無くして人材派遣の仕事をすれば

たちまちのうちに職業安定法違反となってお縄頂戴になるのでした。

しかし警察当局は時代の流れと

AV業界の意外なほどに暴力団との関係が希薄であることを勘案して

お目こぼしをいただいたのです。